くうきあなのはなし

愛は孤独を救わない

正気の在り方

先日、かかりつけを受診した時に、主治医先生から「こんなに?」みたいなリアクションをいただいた。

いや、処方したの先生ですやんとつっこみたくなるけれど、まあ確かに色々飲んでると思う。

 

SSRIは複数飲んでいるけれど、SSRIの臨床での論文など読むと、実はプラセボ薬でも改善されていたりする。

こういうところを見ると、精神科のお薬って「気のせい」の面もなんだかんだあると思うのだ。

ただ、自分にフィットした抗うつ薬と出会うというのは大変難しい。

私も4回生頃から治療を始め、レクサプロをはじめは飲み続けていたけれど、効果がなんとも言えず「これでも良くなってるのかな?」というような気持ちだった。

要はあんまり効いてなかったというオチなのだが、ドクターも、患者側も、その薬が効いてるのかという判定が非常にしづらい分野なのだと思う。

結果的に双極性の診断に変更して、気分安定薬抗精神病薬を加えたことでかなり安定した。さらに、月経関連として漢方薬(煎じ)の追加でグッと安定したと思う。

 

処方してもらう薬のリストを見ながら、自分の平常心というのがこの(これだけの)薬で裏打ちされていると思うと、私の正気と言っていいのか、平常心は一体どこにあるんだろうと不思議な気持ちになる。