くうきあなのはなし

愛は孤独を救わない

仏教徒もクリスマス

私は敬虔な真言宗信者だ。

いや、敬虔かはさておいて。とにかく仏教徒だ。

しかしそれにしてもクリスマスの河原町商店街はうきうきする。

 

キラキラした飾りに流れるクリスマスソング。

店頭には赤を基調としたディスプレイにギフト商品が並ぶ。

クリスマスにはプレゼントがつきものだ。

 

私は、サンタクロースは信じていなかったし、クリスマスツリーの下に私が「見ていない」間にそっと両親がプレゼントを置くことを知っていたから、「ほら、あれ?見てごらん、プレゼントがあるよ!」と母から声がかかるまでは、包装紙の存在に気付いていても知らないふりをして、できるだけそちらを見ないようにしていた。

 

でも、そうしていたのは親をがっかりさせたくなかったとかではなくて、私にとってプレゼントが楽しみで楽しみでしようがなくて、あまりにはしゃぎすぎるのは「大人気ない」ように思われて、控えめな反応を示そうとしていたからに過ぎない。

 

だから、私は、誰だってそうだろうけれど、プレゼントを貰うのがとても好きだし、あげるのも大好きだ。

仏教徒にもお釈迦様生誕の花祭りがある。

 

なぜ、花祭りはクリスマスのようにプレゼントを贈り合わないようになってしまったのだろう。

煩悩の限りであるが、それが悲しい。

 

なお、ツイッターのませりさんのお言葉を真似して書かせていただくと「誕生日の前後6ヶ月プレゼントを受け付けています」

みなさまよろしく。